第三章

やった、海外からLEGOが届いた!・・・しかし!?

あの第二章から四カ月の月日を経て「しかし!?」の謎が今明かされる!
1999年6月30日 梅雨どき...


■1999年2月1日  荷物が届く?

郵便局からTEL....

「小包が届いているんですが、今からお伺いしていいですか?」

小包? なんだろう? 注文したLEGOだろうか?
いやいや、こんなに早く着くはずが無い....。
と、思いが巡る中 OKの返事をした。
しばらくして...、

 

ピンポ〜ン

 

ドアをあけるとそこにはなにやらデカい箱が...。

「お?」

「おおお!? キンダーからだ!!」

そう、それは心待ちにしていたキンダーからの贈り物(自分で買ったのだが)ではないか!!

ドイツから発送後8日しかたっていない。2週間ぐらいはかかるだろうと思っていた矢先なので嬉しさ倍増だ。

しかし、慌ててはいけない。国際便は中の箱とかが破損している場合があるので、受け取ったその場でチェックしないといけない。

つまり配達員にも一緒に確認してもらうわけだ。これをしないと後で大変なことになる場合がある(らしい)。

で、配達員の人には「これは国際便なので一応中身を確かめさせて下さい」と言い、その場でオープン!

おお! LEGOの箱がつまっているじゃないか。うーん、良い眺めだ。と思っているのもつかの間...。

 

 

 

あれ...?

 

 

 

なんかLEGOが入っている段ボールの箱の横に穴が....。LEGOの箱を段ボールから恐る恐る出してみると...。

 

ショック!!!

 

なんとテクニック8414の箱が無惨にもつぶれているではないか! しかも中身が出るほどに。
もう一つは.....?

 

おまえもかぁ〜! 

 

.....................。

 

でも、そんなに落ち込んではいられない。
配達の人にも確認してもらい、聞いたところ「私では解らないので、配送係の方へ電話してください」と連絡先が書いてあるメモをくれた。

取りあえず荷物は置いておくので判子をください、とのこと。
こんな破損した荷物を受け取って判子を押してしまって保険とか効かなかったりしないのか?
と、不安にもなったが、配送係へは私からも連絡入れときますと言ってたので大丈夫だろうと判を押した。

早速、郵便局へ電話したところ「すぐに荷物を引き取りに行きます」とのこと。

その間に届いたLEGOをチェック!
一番外側に入ってた8414を出してみる。箱がつぶれて中身が見えてるじゃないかぁ。

試しにその箱を開けてみると....。

おお! さすがLEGO、ブロック自体は壊れていなく、変形もしてないようだ。

じゃー次は....と出そうとしたとき、さっきの配達員が取りに来て大きな段ボールごと引き取られて行ってしまった。
結局我が家にLEGOは5分しかいなかったことになる....。

しまった!こんなことなら一緒に送ってもらったカタログだけでも取っておけばよかった....などと後悔してももう遅い。
LEGOはもう手の届かないところへ行ってしまった...。

 

しばらくして郵便局の担当の人から電話がきた。

「箱だけの破損で、中身には問題なさそうなので保険が降りるか解らない」との回答。

「なにぃ〜、そんなぁ」

と思いながらも、郵便局の人がとてもすまなそうに言っていたので、その場はとりあえずそうですかと答えておいた。

 

関係ないが最近、郵便局員の客への対応がとてもよくなった気がする。
郵便振り込みの時もそうだがとても親切に対応してくれるのだ。
ま〜、客商売には違いないのだからそこら辺の改善キャンペーンとかしているのだろうか?

このあとこの郵便課の方と長いつきあいになるのだが一貫して対応がよかった。

 

う〜ん、どうしよう。取りあえずキンダーのひろこさんへメールだ。
因みに箱がつぶれていたのは輸送中の事故が原因なのでキンダーリーベには責任はない(郵便局の責任になる)。
こんな時、怒りのメールや不幸のメールなどを送り付けてはいけない。あくまで紳士的に対応しよう。

まー、海外通販やってれば今回のような事故もたまにはあるだろうと覚悟はしてたんで、仕方ないかな?
と言う気持ちでメールを送信.....。

 

夜は更けていく....。


■1999年2月2日

次の日....ひろこさんよりメールが届いた。

申し訳ありませんでした」の言葉のあとに、

下りない保険なら付いている意味がない
箱にだって立派な商品価値があります

とのお言葉を頂き、「なるほど、そりゃそうだ」と納得。

確かに古いおもちゃになると箱が付いているかいないかで値段がだいぶ変わってくる。

「LEGOを開封せずに眠らせてプレミアが付いたら売ろう!」

なんて気はないのだが開けた箱はすべて取って置いてあるのでやはり悲しい。
箱がぼろぼろのLEGOを定価で買うのは気が引ける。

そう考えるとやはり箱が破損しているものは保険が下りて当然だ。


■1999年2月10日

郵便局より再びTEL。今から来るそうだ。

しばらくしてあのでかい箱を持って郵便局の人がやってきた。
一緒にポラロイドカメラも持ってきている。記念写真でも撮るのか?

局員さんともう一度箱と商品チェックのため一つ一つLEGOの箱を出していく。
こんな状況でも新しいLEGOの箱を眺めていると顔が緩んでくる。

いかんいかん....。

で、外箱の穴があいているところにあった箱が一番損傷が激しい。その隣の8248も同じ感じでつぶれている。
さらに箱を出していくと、横に寝かせて入れてあった4555のでかい箱も真ん中がつぶれている。
たぶん横からの外傷だけでなく、上からの圧力も加わったのだろう。
その他の小箱は無事だった。

結局、#8414、#8248、#4555の3箱が潰れていたことになる。

局員さんが書いてきた損害検査調査書には#8414、#8248の二つしか書かれていなかったので、#4555を追加して貰うことにする。
損害検査調査書には破損商品の写真を貼付しなければいけないらしく、その場で破損した#4555の写真をポラロイドカメラで写す(なるほど、こういうときのためのカメラだったのね)。

損害額の合計は日本円にすると17,473円になる。ところが、局員さんの話によると届けられた小包は普通の国際小包郵便で、保険付の小包ではないとのこと。
国際小包郵便は重さによる損害賠償額が決まっていて、5キログラムを越え、10キログラムまでは一律15170円の保証しかできないと言っている。

あれ? ちょっと違うぞ。
ひろこさんのメールだと保険付の小包で発送していると言っていた。

しかし、よく聞いてみると全額保証する保険付き小包はは別物で、日本に輸入された時点で「保険がかかってます」みたいなハンコが税関で押されてから郵便局に回ってくるらしい。
確かに届いた荷物にはそんな判子は押していない。

でも、そんなことよりも保険自体が降りるかどうかもはっきりしていない。
郵便局の人は丁寧に謝りつつも「ブロック自体に損傷は無いので、もしかしたら保険は下りないかも」と言っている。
一応こちらも、

 [このLEGOは日本では手に入らないものである]

 [明らかに輸送中の外傷である]

 [箱が破損したものは商品価値が下がるはずだ]

 [将来、プレミアが付いた場合の価値も下がる]

 [保険とは本来、こういう事故の時のために付いているはずだ]

もちろんプレミアが付くのを狙っているわけではないが、最近のお宝鑑定TVでその辺が認知されているので説得の材料としては良い。

等のことを主張したが、局員さんは「がんばってみます」(その人に決定権はないので)と言って帰っていった。
しかも結果が出るまで一ヶ月ぐらいかかるそうだ。
なんでも保険が下りるかどうかの判定をするのが本局の方らしくその結果がでるのが遅いらしい。

その夜、早速ひろこさんへ報告のメールだ。 


■1999年2月12日

ひろこさんよりメールが届く。要約すると.... 

「あんまり心配だったのでもう一度中央郵便局の方へ問い合わせました。航空便の場合1000マルクまで、SAL便の場合400マルクまでちゃんと保険が大丈夫でした。日本の郵便局へもちゃんとドイツに確認するようにおっしゃって下さいませ」

ドイツ語でその内容の証明書をファックスをする事も可能です。

なになに、そうなんだ。
今回はSAL便で送ってもらったので400マルクの保証が効くということになるぞ。
と言うことは日本の郵便局の方が間違っているのか?

う〜む、謎だ。

取りあえず郵便局の担当の人にTELしてその旨を伝えると、FAXで保険についての証明書を送ってほしいとのこと。
ひろこさんに頼んで郵便局の方へ送ってもらうことにする。

月日は流れる...。


■1999年3月19日

久しぶりに郵便局よりTEL。

とりあえず保険が適応されことになったようだ。やった〜!

でもやはり重量による保険しか適応されないらしく15,170円しか下りないらしい。
「東京国際郵便局」(すごいことになってきた!)によると保険がかかっているものは荷物に貼るラベル自体が違ってい て、例の荷物に張ってあったのは保険対象外のラベルであるらしい。

あと、保険にもいろいろ種類があり、民間会社(運送屋さんのことかな?)が保険をかける場合があって、その場合国際郵便で海外に送ったときには保険がかからなくなる場合があるらしい。

う〜ん、ややこしいことになってきた。
ま〜、15,170円でも保険が下りればいいかな? とも思ったのだが、どうも詳細がはっきりしないのは気持ち悪い。

郵便局の方もどうも腑に落ちないようだ。
キンダーの方へ今まで日本に送った荷物で保険が適応されたことがあるかどうか聞いてほしいと言ってきた。

 

どこかに小さな謎が隠れている...。

 

取りあえずひろこさんへメールだ。


■1999年3月20日

ひろこさんよりメールが届く。またまた要約すると....

「えーと、今までの保険なんですが、6.8キロの木のドールハウスを船便で送ったとき屋根が取れて到着したんですが、その時は定価が169マルク分全額おりましたというメールを送って下さいました」

さっきもドイツポストに電話をしましたが400マルクまでの保険・・といっていました。(だから17,473円分は出るはずなんですけど)

また、日本向けの荷物には自動的に保険がついているそうです。国によって自動で保険がついてるとことついてないところがるけれど日本はついているそうです(だから特別なシールは無いんだって言っていました)。 商品総額が1000マルク以上の場合は別の保険があるといっていました。

ホントややこしくってすいません。

ふむふむ。ややこしいぞ。
まー、国がやってることは得てしてそういうものだ。

しかし、メールにあったドールハウスだと 1マルク80円(ぐらい?)で計算すると15,210円で、6.8キロだと重量保険で全額まかなえているのだ。あまり参考にならない...。

ドイツ中央郵便局の国際郵便のお客様相談室の電話番号が書いてあったので東京国際郵便局の方から直接確認をして貰うことにする。


■1999年3月23日

郵便局より封筒が届く。なんでも東京国際郵便局からの正式な回答だそうだ。
それによると.....、

1.郵便小包番号が保険付郵便番号ではない。(世界共通でV−000等 Vで始まる)

2.東京国際局に到着したドイツよりの総譜書は普通扱いである。

3.保険付郵便物と仮定した場合、保険金額欄に金額の記述がない。

う〜む、これを見るとそうなのかと納得しそうだが、ひろこさんのメールにあった自動で保険が付いているってのが気になる。
しかも そもそもドイツ中央郵便局が言っている400マルクの保険の真相が解らない。

ひろこさんはややこしいことになってすいんません と言っていたが、私自身はこの頃になると
なんか謎がだんだん解けてく感じがしてとても楽しくなっていた。

こうなったら最後まで謎の究明をしなくては!

 

ゴールは近いぞ...!!

 

ということで、さらに郵便局に上に書いた3月20日の情報をぶつけて突っ込んで聞いてみる。
郵便局の人はいやな顔もせず(電話だから見えないが)、追跡調査をしてくれると言ってくれた。

 

そして、さらに月日は流れる...

この間ラスベガスへ遊びに行ったり、
連休があったりで郵便局との連絡がとりずらくなったせいもあってかなり間があく。


■1999年5月7日

郵便局より久しぶりの封筒が届いた。きっとこの中に謎を解く鍵が隠されているに違いない!

早速読んでみると...

1.小包番号33XXXXXXXXXXのSAL小包は普通小包扱いである。

2.差し出し人様から頂いた文章は、国際郵便サービス標準条件表の抜粋であり、賠償金額の上限金額についての項目である。この上限の内容は、ドイツで投函された普通小包について規定されている。これらの金額の上限は、小包が亡失して、差し出し人が損害賠償の申し立てをしたときのみ適用される。

今回の件に関しては、普通郵便小包郵便物の損害であるので、万国郵便条約上に規定されている金額で賠償することとなります。 

おお〜!! なるほど!

つまり400マルクの保険とは荷物が無くなったときのみの保証で、その他破損についてはその荷物の重さによって規定された賠償額になるということだ。
う〜ん、そういうことだったのか、うんうん、納得!!

と結果が出るまで長かったけど全貌が分かりとってもスッキリって感じだ。

しかし!  保険金が下りるまで、更に一ヶ月ぐらいさらに必要らしい。

 

なに〜!
まだかかるのか......(ToT)


■ここで豆知識

国際小包郵便物の損害賠償額について

届けられた小包が破損していた場合以下の条件で保険料が支払われる。もちろん必ずと言うわけではないので注意のこと。

郵便物の重量 賠償金額
重量 5Kグラムまで 11,160円
重量 5Kグラムを超え10Kグラムまで 15,170円
重量10Kグラムを超え15Kグラムまで 19,190円
重量15Kグラムを超え20Kグラムまで 23,200円

の補償額になる。
この重さを超えるとどうなるかは書いていないので定かではない。
この保険額が高いか安いかは分からないが、これでも改正前よりは1割ほど補償額がアップしているのだ。

これから考えると、10Kグラムまでもものは15,170円を超えない程度で買い物すると、いざというとき全額保証されることになる。
しかし、買い物するときにそこまで考えてはやってられないが...。

まー、今回の郵便局の対応から推測すると、こういったトラブルはそれほど多くはないのだろう(もし、前例があるのならこれほど長く引きずらなかっただろうから)。
と、言うことはそれほど気にすることはない! ってことかな?


■1999年6月3日

郵便局の人が直接、保険金を持ってきてくれた。
判子を押して現金を受け取り、これですべてが終わったことになる。

いや〜、荷物が届いてから四ヶ月にも及ぶ長い月日が流れたが、いろいろと郵便の仕組みなどが解って勉強になった。

これを読んで、「そんなことがあるのか。やっぱり通販やめようかなぁ」なんて思う方もいると思う。
しかし海外通販は日本未発売のLEGOが手に入るという最大のメリットがあるのも事実だ。
多少冒険しても(そんな、たいそうなことはないが)手に入れたい! って人で、不幸にも同じような事故に遭われた方に少しでも役に立てばと思い今回の第3章を書いてみた。

結果が出るまでかなりかかったので、その間BBSやメールなどであの「しかし!?」はなんですか?
等の質問を頂いた方々、意味深なタイトルを付けてしまってすいませんでした。
私自身こんなに引っ張るとは思ってなかったもので....(^^)。

と言うわけで、皆さんもどんどん海外通販してLEGOライフを充実させよう!

 

私? もちろん、こんなことにめげずに2回目の注文をキンダーにしてしまったのだ。
来週あたりにはきっときれいな箱に詰まったLEGO達が届くに違いない!

たぶん....。

1999年6月30日 梅雨どき

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